乳幼児の水分補給について

先日、子供が嘔吐症になったので、水分補給について勉強してみました。
それまで考えていたのとは、いろいろと思い違いがありました!
●下痢がひどい時
湯ざましや、番茶のような、ミネラル分を含まない液体ばかり与えるのは、よろしくありません。
この場合、下痢便とともに、多量の消化液が失われていますから、ミネラルのない液体ばかり与えていると、血液をはじめとした体液が薄くなってしまい、かえって症状を悪化させることにもなりかねません。
ですから、与える水分としては、湯ざましや番茶ばかりではなく、ジュースやスープなどを与えることがポイントです。
●嘔吐が激しい時
水分は口から与えても、すぐに吐いてしまいますから、ひどい場合には脱水症状をおこさないために、静脈内点滴にてすこしずつ水分を注入します。もちろん医院での処置となります。
●熱がある時
食欲は衰えても、喉は渇きますから、水分は取ってくれると思います。
ただ、熱の出始めに関しては、あまり水分を飲みたがりません。これは、諸説あるようですが、組織中の水分が血流中に移動して、水血症が起こるためとも言われています。ま、難しいことはいいや。
大事なのは、体温が1度上がるごとに、体の水分の必要量は13%ずつ増加しますから、高温になってきたら注意しましょう。
*水分を多く与えると、便が軟らかくなると思いがちですが、これは誤りです。
余分な水分は、全て腎臓から尿として排泄され、便の水分量が増えることはないのです。

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