双子であるがゆえに死刑を免れた悪運のいい一卵性の双子兄弟のお話。

本来ならば死刑になるところを、一卵性の双子であることが幸いして、無罪になってしまった兄弟の話が伝わってきました。
【2月7日 AFPより】マレーシアの高等裁での裁判で、違法薬物に関連する罪に問われた一卵性双子の兄弟に対し、どちらが「被告」か特定できないとして無罪の判決が言い渡された。有罪だった場合、絞首刑となっていた。同国のニュー・ストレーツ・タイムズ(New Straits Times)紙が7日、伝えた。
一卵性双子の兄弟、R・サティス・ラジ(R. Sathis Raj)、R・サバリッシュ・ラジ(R. Sabarish Raj)両被告(27)は、2003年に大麻166キロと精製前アヘン1.7キロを密売した罪で起訴されていたが、警察は、2人のうちどちらが違法薬物を実際に所持していたのか特定できなかった。
公判によると、兄弟の1人は、自動車に大量の違法薬物を載せ首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)郊外の住宅に向かっているところを警察に逮捕された。その後、同じ住宅に姿を現したもう1人も逮捕された。
同紙によると、判決理由でザハラ・イブラヒム(Zaharah Ibrahim)判事は、被告が一卵性双子のためDNA検査でも証明できないとし、「罪を犯していない兄弟の1人を裁いたり、絞首台に送ることはできない」と述べた。
その上で判事は、「先に逮捕された兄弟のみが住宅に入ることが可能だったのは明らか」と指摘しつつも、兄弟のどちらが先に逮捕されたかを特定することは合理的にみて困難との判断を示した。
判決が言い渡されると、兄弟は法廷内で涙を流し家族と抱き合ったという。(引用ここまで)
最初に捕まえた、「麻薬を所持していた方」と、後から捕まえた方を留置所でごっちゃにしてしまった?警察のお粗末なのでしょうが、悪運の強さと双子に産んでくれた親に感謝したことでしょうね。
今後は、悪さした分良いことして、社会に貢献して欲しいものです。
しかし、これで変な模倣犯が出なけりゃいいですが・・・

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