Q.抱き癖が付くのが怖くて、、、
双子の場合、全てのことが同時に二人分ママ(パパ)に振りかかってきますので、泣いたらその都度抱っこしていて、二人とも抱き癖が付いてしまったらどうしよう?という気になってしまったりします。
交互に泣かれて、毎晩眠れない日々を送る頃は、そんな風に思ってしまっても仕方ないですよね。よくわかります。
でも、、、
A.これでもかってくらい、抱っこしてあげたい。
われわれ哺乳類は、どうやらスキンシップがないと、ダメな動物のようです。
それは、このような例からも、うかがい知ることができます。
20世紀の初めごろ、孤児院に無菌の環境を作るという試みが行われた。無菌なら病気にならないという立証のためか?
その最も進んだ施設では、捨て子たちは最新の無菌室に入れられ、どうしても必要な場合でなければ、誰にも抱き上げられたり、触れられたりすることがなかった。
1915年にそのような施設10ヶ所を調べたところ、2歳以下の子どもは全て──そう、ほとんどが亡くなっていた。
しかし、唯一死亡率が他の半分ほどの孤児院があり、そこを視察に訪れて見ると、アンナという太ったおばさんが1日1回赤ちゃんを抱き上げミルクを与えていたという。
また、ウサギを使ってコレステロールを調査する研究でも、予期しない結果が報告されている。
ウサギをケージに入れ、いくつも高く積み上げた。どのウサギにもコレステロールいっぱいのエサが与えられた。
そこで、コレステロール値がどんどん上がって行く中、ある特定の段にいるウサギだけ、コレステロールの状態が良かったのだ。
実は研究室の人間に、動物好きな者がいて、自分の手の届くウサギをなでたり、世話を焼いたりしていた。
そのウサギたちは、手の届かないウサギたちに比べて血管内のプラーク(動脈硬化の隆起物)が60%も少なかった。
確認のため、手の届く段と、手の届かない段のウサギを入れ替えた。手の届くようになったウサギたちの状態はやはり良くなった。
いかに、赤ちゃんは抱かれる為に生まれてくるかといっても過言ではないと思います。
そもそも、抱き癖がいけないというのは、産めや増やせやの時代に、子供ひとりひとりに時間をたっぷり取ってあげられないような状態で言われたことで、単なる風説です。
せめて赤ちゃんが求めているときくらい、思いっきり抱っこしてあげることは、人間にとって必要不可欠のことなんです。
大きくなっても抱っこなんて言ってる人間はいません。ちゃんと親離れするんですね。
というわけで、双子で大変でも、積極的な抱っこを提唱いたします。
あ、いわゆる「赤ちゃんプレイ」というのは、小さいときにあんまり抱っこしてもらえなかった人が、その不足分を補おうとして求めているのでは?と思います。違うかな。(笑)
*本日の引用部分は、友人の安藤さんのメルマガを参考にさせていただきました。
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