子供の風邪を漢方で治す。

子供のかぜ、赤ちゃん時はママからの免疫がよく働いていますのでなかなかひきませんが、その効果が薄れてくるとやはり普通にかかってしまいます。保育園とか行くようになると、よくもらってきますしね。
のどが痛いとか、おなかが痛いとか、うまく表現してくれませんから、外に出ている症状で判断してあげるしかありません。
画一的な「かぜ薬」でなく、漢方を何種類か常備しておいてはいかがでしょうか?
症状にあわせて使用すれば、これが意外によく効きます。
■発熱初日(汗も少なく、ポーっと赤い顔をしているとき)
麻黄湯や葛根湯
初期の段階に限る。「熱も高く、こりゃ完全に風邪だ!」というときには、もう効きませんのでご注意。
■咳が出て、熱も続くとき
柴胡桂枝湯
腹痛を伴う胃腸炎にも処方される。微熱、寒気、頭痛、吐き気などのある、風邪の後期の症状に。
■咳が長引くとき
小柴胡湯
気管支炎、肺炎など、胸の炎症に効果。発熱と悪寒が交互にあるような、こじれた風邪に用います。
■下痢や嘔吐があるとき
五苓散
体内における適度な水分の分配がうまくゆかず、その体内の水分調節不良による各種の疾患に応用できる。よく効きます。
■鼻づまりがひどいとき
麻黄湯
寝る前に服用するとスッとしてよく寝られる。風邪の初期向け。
■のどが赤く痛そうなとき
柴胡桂枝湯加桔梗石膏
咽の腫れ・痛みを訴えるときに処方。大人にもよく効きます。
漢方薬は、漢方のわかるお医者さん、漢方の薬剤師さんに詳しく聞いて、各々の性質をよくつかんでおきましょう。
研究熱心な、よい処方をしてくださる方がお近くにいるといいですね。

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