双子の絆

少し前のこと、双子の上の子(かなりのお調子者⇒子供はみんなそうですけどね)をガツンと叱りました。何度言っても聞かないことがありまして。
というのは、ケンカをすると、相手の顔を引っ掻く癖があるようで、その日もまた下の子の顔をガリっとやったのです。
子供の皮膚は再生能力が高いので、治るときはあっという間に治ってしまいますが、でも治らないときは痕になって残ってしまいますよね。
実はもうすでに、下の子の顔にはいくつかそういう傷痕があり、「顔だけは絶対手を出してはダメ!」と幾度となく言い聞かせてきたのです。
ケンカは全然OKなんですよね。男の子ですし、そうやって発散する経験がないとかえってアブナイと思うんです。
しかしうちの子の場合、保育園のお友達にガリっとやってしまったこともあり(しかも残りそうな傷・・・)、厳しく禁じていたのです。
それなのにまたやっちゃったものですから、もう双子パパ怒りましたよー!!!
「もうお前はお寺に入れる!」(今、これが一番効く文句のようで)
と、上の子を小脇に抱え(ものすごい抵抗されて、首を血が出るほど引っ掻かれましたが)、玄関を出て車のドアを開け、ポンと放り込もうとしたときです。
やられて泣いていた下の子がダーーーーっと走ってきて、
「連れてっちゃダメ!!連れて行かないで!!!ごめんねー(←なぜか謝っている)」
とギャンギャン泣いて止めるのです。
突然のことにびっくりしましたが、上の子に
「良かったね。やられてもいっしょにいたいんだって。LEOが兄弟でよかったね。」
と言い、車から降ろすと、ふたりで引きつって泣きながら、家に入っていきました。(しばらく泣いていましたが、1時間後にはいつもの調子に戻ってましたけどね。)
もちろんお寺に連れて行くというのはパフォーマンスで、10分くらいドライブして諭そうと思っていたのですが、思いがけず予定が狂いました。(笑)
いつもケンカばっかりのうちの双子ですが、しっかりとした絆?ができているようで、ちょっとうれしくなった瞬間でしたね。

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